内容説明
今こそスコトーマをはずそう。誰も知らない情報統制国家ニッポンの危機を本書ですべて公開。
目次
第1章 言論統制国家・日本(マスメディアとジャーナリズム)
第2章 資本主義はこうして滅ぶ(経済・財政)
第3章 ニセモノの民主主義にご用心(政治と世論)
第4章 日本人の知らない日本国憲法(護憲と改憲)
第5章 かしこい日本の守り方(外交と防衛)
終章 東日本大震災が残したもの(3・11後の日本人へ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおにし
7
苫米地氏がヒカルランドから出版した本にしては、まともな内容であった。日本には三権分立はなく、戦後は二権分立になっているという指摘、憲法第九条の前にサンフランシスコ講和条約があるという話、防衛予算を全部使ってアメリカの全国会議員を買収するのがもっとも効率的な防衛戦略というアイデアなど、日本人が見落としている盲点を突いた発言が満載だ。ただし苫米地氏の話をなるほどと感心して鵜呑みにしないことだ。「無知を脱して主権者として意思表示をして日本をという国を動かすこと」が大切だと苫米地氏は結んでいる。2013/08/30
nakagawa
1
彼は今の日本人としては異能な人物であろう。サンフランシスコ条約では本当は日本は独立していないなど確信性があまりないものもあるため全部うむのみにするのはよくない。これは他の本でも言えるが。今の日本人はこういう本を読んで自分の頭で考えることが重要であり無知というものは危険だ。2017/04/30
竜鳥@灯れ松明の火
1
こういう系はあんま読まないので、苫米地氏の書き方は読みなれてきたのでいいかなと思って読みました。著者自身がクリティカルに読むことの重要性は言ってるので、これもそういう読み方はしたほうがいいとは思う。ただ、常識と思ってた部分とかは違ってたりするので、そういうスコトーマはずしには非常に有益な本。著者の主張自体がいいかは別としても、見方はいいと思う。2012/06/23
ひろにぃ(雑学大好き)
0
2011年の文藝春秋の「日本の論点」に対する苫米地氏の見解で日本人の盲点を外すための著書。5年前の出版だが今見てもまだ通用すると言うかことの本質はあまり変わってないというのが印象。2016/03/03
mita
0
本当のジャーナリストがいなくなっている。一人一人、かしこくなること。2015/01/15