仏法―テーラワーダ仏教の叡智

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  • サイズ A5判/ページ数 420p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784901679640
  • NDC分類 180
  • Cコード C0015

内容説明

タイ仏教界最高の学僧が明晰に語るブッダの真の教え。経典の引用に基づく的確な解説によって導かれる、仏教の体系的な理解。テーラワーダ仏教を学ぶための必携の教科書となる一冊。

目次

まず理解すべきこと
第1部 中に縁る説法―自然界の中立の真理(五蘊―「生命」を構成する五要素 生きること(生命)とは何か?
六処―世間を認識し感受する(知覚と感覚の)領域 生きること(生命)とは何か?
三相―一切のものの自然の特徴、三種 どのように生きるか?
縁起―一切のものは依存する 生きていると(生命)どうなるか?
業―縁起に繋がる法
四聖諦―縁起に繋がる法
縁起における因縁と業について)
第2部 中道―自然の法則に従う実践(総論―いかに生きるべきか 中道;中道の各論;善き生き方は三学で(八正道←三学→四修習))

著者等紹介

パユットー,ポー・オー[パユットー,ポーオー][Payutto,P.A.]
1938年、スパンブリー県生まれ。本名プラユット・アーラヤーングーン・パユットー。13歳で出家。沙弥にしてパーリ語試験の9段に合格し、1961年、エメラルド寺院にて得度。1964年、チュラロンコン仏教大学で仏教学の学位を取得。その後、各大学で名誉博士号を受賞。1994年、ユネスコ平和賞受賞。その他、受賞多数。現在、ナコンパトム県ヤーナウェーサカワン寺住職

野中耕一[ノナカコウイチ]
1934年、愛知県生まれ。1961年、東京大学農学部農業経済学科卒業。同年、アジア経済研究所入所。1965年、タイ国カセサート大学留学。1977年、アジア経済研究所バンコク事務所代表。1979年、JICA専門家としてタイ国メイズ開発計画に参加。1990年、タイ国チュラロンコン大学客員研究員。1992年、アジア経済研究所理事。1997年、川崎医療福祉大学客員教授。1983年、『農村開発顛末記』により第20回翻訳文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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isao_key

4
タイの高僧であるパユットー師の代表作。以前タイ東京堂書店が出版している師の『自己開発-上座部仏教の心髄』を読んでいた。本書では訳者の野中先生が言われるように、自己開発を通して人や社会に貢献すること、あるいは、そのための自己開発であることを主張されている。ダンマパダからの引用も多くあり、原始仏典の教えを重視していることが分かる。ただし、森に入って瞑想することを勧めるのではない。「律蔵では、森に止住する僧に対しても、森の仙人のように社会への責任を全く断ち切ることを許しておられない」と社会と関わりを説いている。2014/12/12

noko

1
仏教って本当はこういうものなんだ。ならば日本の仏教って何なの… それは、ブッダさんが開発した修行方法を一切無視して、ブッダさんがやるなといった「拝」を根底に据えたことにある。いやはや日本仏教の底の浅さ・・・まぁ無視すれば良いけど。2011/08/30

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