集英社文庫 なんでそーなるの！萩本欽一自伝

萩本 欽一【著】

集英社（2010/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 277p／高さ 16cm
• 商品コード 9784087465501
• NDC分類 779.14
• Cコード C0195

内容説明

「『死にたい』って思ったとき、本当は『生きたい！』って心が叫んでいるんだ」「コメディアンとして才能がない、って気づいた」「貧乏って、とてつもなく辛いよね。だけど、そこで踏ん張れば『運』がたまる」など、初めて欽ちゃんが本音で自らの人生を語る。坂上二郎、間寛平、チャップリンのことなど今まで語られなかったエピソードが満載。もちろん、あの懐かしいＴＶ番組の裏話も。初公開の秘蔵写真を特別収録。

目次

序章　最後の大きな夢―日本の野球って大リーグより素晴らしい。でも、もっとおもしろくしたいよね。
第１章　「だめな子」ほど夢に近い―気がついたら「良い子」と思われていた。だけど、「良い子」は居心地が悪かったなあ。
第２章　母の土下座が進路を決めた―貧乏って、とてつもなく辛いよね。だけど、そこで踏ん張れば「運」がたまる。
第３章　向いてないから頑張れる―コメディアンとして才能がない、って気づいた。だから一歩下がったところから修行したんだ。
第４章　最大のライバルが「運」をくれた―コント５５号に託した「夢」は、あっけなく叶いすぎちゃったね。
第５章　演じるより、作るほうがおもしろい―ずっと追いかけているつもりでいたら、いつの間にか先頭を走っていた。
第６章　家族のあり方って人それぞれ―母と父、兄弟、そして妻や子供たち、みんないろいろな物語があるんだよね。
第７章　テレビからの脱出―何かをやめるときって、必ずいくつかの理由がある。僕の場合はこうだった。
第８章　もっと変えるよ、野球を！―三シーズン目のゴールデンゴールズ、新しい野球をたくさん見せるよ！

著者等紹介

萩本欽一［ハギモトキンイチ］
１９４１年５月７日東京都入谷生まれ。６０年浅草・東洋劇場に見習いとして入り、６６年軽演劇仲間の坂上二郎とコント５５号を結成し一世を風靡する。８１年山口百恵など数々のスターが輩出した『スター誕生』（日本テレビ系）の司会を務める。以降、数々の伝説的な大ヒット番組を手がける。９８年には長野オリンピック閉会式の司会も務めた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ツバメマン★こち亀読破中]

「なんでそーなるの？」貧乏に転落した少年時代から芸人になり日本を代表する売れっ子タレントになるまで…欽ちゃんが知られざる半生を語ります！お母さん、奥さん、二郎さんなど周りの人たちを大切にながら常に夢を持ち前を向いて進む欽ちゃんのパワーにドリフ派の私も脱帽です！「ダメだこりゃ」

2015/10/11

[よし]

欽ちゃんの自伝。子どもから青春時代、浅草時代、コント55号から、欽どん、ゴールデン野球監督時代。読んでいて心かあたたかくなってくるエピソード。「いい人」にいつも巡り会っている。「だめな自分を発見したら、それを認めて一歩下がったところから練習する。コメディアン修業から」「年取っても輝いている人って、大きな夢に向かってダッシュしてるんです」

2021/02/05

[うしろや]

萩本欽一。自分からテレビを離れたそうで、もうほとんど見ることがなくなった人。今年８０歳。東京のすごいおもろいコンビとして、小学校の頃からテレビで見ていた。クレイジーキャッツにドリフ、それにコント５５号。 この本は６０代に書いてるので野球に始まって野球で終わってる。ゴールデンゴールズ。どうでもいい。 この人の母のおもしろさが、あまり出てこないけど際立ってる。次に母をやることがあれば私もこんな教育をしたい。（来世は次はカニになる予定だけど） コントネタはまた見てみたいなあ。

2021/09/11

[bookmarkn]

欽ちゃんの温かさがどこからきているのか？ この自伝から十分垣間見ることが出来ます。 詳述は避けますが、貰い泣きしそうなシーンが 何度もありました。 それにしても、義理と人情と正直に・・・ この三カ条が幸運の女神に好かれるコツだとありましたが、 これは奇しくも日本一の大金持ちといわれる斎藤一人さん のモットーとそのまま合致します。 はたして偶然でしょうか？ また一人新たな人生の師が見つかり、大変幸福です。 欽ちゃん、ありがとう。 教えを実行致します。

[マスオ]

文庫版あとがきでちょんまげワールドのことにふれていただきありがとうございます。応援しています。

2010/05/01