目次
民族解放闘争(インドシナ共産党;クメール・イサラク;1954年ジュネーブ会議;クメール・ルージュの台頭)
ポル・ポト時代(生き残った人びと;21世紀の奴隷社会;すぐれたクメール・ルージュ;人間の改造)
ベトナム包囲作戦(国境戦争;中国の影;ベトナム侵略への道)
再生への道(抵抗から解放へ;奇跡の よみがえり;カンボジアはいま)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大熊真春(OKUMA Masaharu)
1
本格的な専門書。◆「ポル・ポト政権」が目的で読み始めた。◆前史も知るべきだと思い最初から読んだが挫折。直接「ポル・ポト政権期」だけを読むことにしたが、これも結局うまくいかず図書館の返却期限を迎えた。日本語で書かれたほかの本をみんな読み終えたら再チャレンジしようと思う。◆著者は大学に行かず独学をして旅行会社に入り、ジャーナリスト活動を始めた人。GHQの規制にもかかわらず原爆投下後の広島の惨状を世界に伝えた。「自分の所属している陣営に敵対している別の当事者を取材する。」という態度については私も評価したい。2015/03/31