春陽文庫<br> D坂の殺人事件

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春陽文庫
D坂の殺人事件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784394301547
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「私」はD坂の大通りにある喫茶店「白梅軒」で、明智小五郎と知り合いとなった。ある9月の蒸し暑い晩、私と明智は「白梅軒」の向かいの古本屋で、店の女房の絞殺死体を発見する。犯行時に古本屋から逃亡した者はなく、犯人を目撃した学生の証言は曖昧で、警察の捜査は難航する。危うく犯人にされそうになった明智小五郎が解き明かした驚くべき真相とは?初期の名作として評判高い表題作のほかに「何者」「一人二役」「算盤が恋を語る話」「恐ろしき錯誤」「赤い部屋」「黒手組」中・短編6編を収録。

著者等紹介

江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和2年までに「D坂の殺人事件」「人間椅子」「パノラマ島奇談」などを執筆する。休筆を挟んで「陰獣」「芋虫」「孤島の鬼」などを発表。昭和4年の「蜘蛛男」より娯楽雑誌に長編を連載、「魔術師」「黄金仮面」「黒蜥蜴」など。昭和11年から「怪人二十面相」を少年倶楽部に連載、少年探偵シリーズは晩年まで続く。昭和40年7月28日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青蓮

85
「D坂の殺人事件」「何者」「一人二役」「算盤が語る恋」「恐ろしき錯誤」「赤い部屋」「黒組手」7編収録。「何者」のみ初読みでした。乱歩の初期作品はお気に入りのものが多く、楽しみながら読みました。2015/10/06

いたろう

68
表題作他全6編の短編集。うち、表題作を含む3編が明智小五郎もの。あまりにも有名な表題作など、何編かは既読だったが、変格を主とする乱歩にしては珍しい本格推理物だったり、ユーモラスな味わいのある作品だったりと、初期の作品で、必ずしも優れた作品という訳ではないものもあるが、興味深い作品が多い。巻末の解説を読んで初めて知ったのは、「D坂の殺人事件」には、草稿段階の原稿が残っており、その中で、初登場の明智のキャラが、完成されたものとちょっと違っていたということ。明智らしくない、結構乱暴な口調だったりするのが面白い。2024/02/21

ワッピー

42
種村対談集「東京迷宮考」より派生。まだ若かりしころの明智小五郎も出演する短編集。そこまでするか?の「何者」、古本屋の内儀の殺人事件を描いた表題作、妻と夫の高度な?心理戦「一人二役」、今でも普通にいそうな「そろばんが恋を語る話」、妻を失った男の復讐「怖ろしき錯誤」、殺人狂の告白「赤いヘや」、令嬢の誘拐事件「黒手組」を収録。今から見るとやや辟易する作品もありますが、当時のトリック重視の雰囲気、大正期の(意外に)あっけらかんとした明るさを感じます。時代小説と同様、どこか郷愁をおぼえる日本ミステリを楽しみました。2021/07/20

ころこ

28
率直に言って明智の造形が荒く、どの作品も途中で興味を失いつつ読みました。『算盤が恋を語る話』決して口にすることができない想いは、Tにとっては単なる数字とは違い、どうしても魂が乗った言葉として機能しているようにしかみえない。他方で、彼女の返事が偶然の一致だと知ると、Tには途端に数字の羅列が色あせてみえ、そんなものに意味は無いと映る。暗号化されることによって、言葉の意味の問題を明確化することに成功しています。微笑ましい短編として読み流しそうですが、Tの空転ぶりも、ある世界観を上手く描いているようにみえます。2019/12/28

金吾

25
「D坂の殺人事件」は有名ですが読んだことがなかったので楽しみにしていました。あまり推理という感じではありませんでしたが、海外の紹介も多く推理小説の入り口のようなものかなと思いました。「算盤が恋を語る話」が良かったです。2022/07/18

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