内容説明
明治から昭和にかけて活躍した芸術家の傍らには、彼らを支えたパトロン(=支援者)たちの存在があった。白河・喜多方・本宮の地を中心に豊かな福島の風土がもつ「文化の力」「地域の力」を深く見つめていく。
目次
第1部 白河の洋画をめぐる人々(伊藤隆三郎と「小馬会」;中村彝のパトロンとして ほか)
第2部 喜多方美術倶楽部と会津のパトロンたち(大下藤次郎と景観の「発見」;長尾柳涯と『ホトトギス』俳句のネットワーク ほか)
第3部 本宮・蛇の鼻の別荘と画家たち(蛇の鼻と別荘建築;伊藤家と本宮の発展 ほか)
第4部 ふくしまのパトロンたち(竹久夢二とふくしま;結城素明と藤田弥五兵衛 ほか)
著者等紹介
増渕鏡子[マスブチキョウコ]
福島県立美術館主任学芸員。1968年栃木県宇都宮市生まれ。筑波大学芸術専門学群卒。サントリー美術館勤務を経て、1993年より福島県立美術館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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