内容説明
人はなぜ精神異常になるのか、など、“こころ”の神秘が、「目からウロコが落ちる」ように分かる。著者自身、“重要な本”と編集者に語り、「とても新鮮な刺激を感じた」という自信作。
目次
「受け身」の精神病理について
異常の分散―母の物語
言葉以前の心について
胎児という時期
三木成夫について
身体論をめぐって
障害者問題と心的現象論
フロイトおよびユングの立場からの人間把握の問題点について
著者等紹介
吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924(大正13)年生まれ。詩人/文芸評論家。「戦後最大の思想界の巨人」といわれる
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感想・レビュー
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postag
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心的現象論序論を読んだ後に読むと、重なる部分の多さとともに、付け足された部分があって、補足として参考になる。 話し言葉で読みやすいし、これだけ読んでも興味深いと思う。2015/04/15
ヒルデ
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外国や異文化について私との認識の違いが数ヶ所あるが、時代背景によるものか。日本の親子関係への理解を深めるためにも、外国の親子関係については、理論や制度だけでなくその実態についても学んでいただきたかった。2012/11/18
numainu
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評価E2003/03/12
YASU
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「心身問題」から遡って「心的現象」論考の数々を読みはじめたのだが,やはりこの辺の吉本は残念ながら古さ感がある.2021/03/17