ロブスター岩礁の燈台

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ロブスター岩礁の燈台

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896421095
  • NDC分類 K943
  • Cコード C0097

内容説明

作者ジェイムス・クリュスの分身ででもありましょうか、北海の孤島ヘルゴラント島出身の若い作家は、長い月日をかけて伝説の「風のうしろの幸せの島」を捜す旅をつづけています。その途中で帆布工房のハウケ・ジーヴァース親方と出会い、きっちり一週間、ロブスター岩礁の燈台をめぐる物語を聞きました。その物語をまとめたのがこの本です。物語の中にはお話をするのも聞くのも大好きな人々がたくさん登場します。南の海のポルターガイストの話、魔法使いヒンツ・ローゼンホルツの話、人形のアグラヤの話、ネズミのテレーゼの話、愉快で楽しいパッパマッナカスカ島の話、星の狩人の話など、登場人物たちは幸せのイメージに満ち溢れたお話を次々語ってくれます。幸せを掴むためには、少なくとも幸せのイメージを持たなければならない。そう考えつづけるクリュスがヘルゴラント島に吹きつける海風にもらった14の物語。

著者等紹介

クリュス,ジェイムス[クリュス,ジェイムス][Kr¨uss,James]
1926‐1997。第二次世界大戦の敗戦国ドイツの荒廃した大地を前に、クリュスは若者たちを戦場に駆り立てる不幸を繰り返してはならないと痛感した。そのためには、子どもたちに自分の頭で考えることを教え、寛容と共生の精神を育む必要があると判断し、児童文学の世界に跳び込んだ。1950年ケストナーに才能を見出され『動物会議』のラジオドラマ化に成功。ラジオ、テレビ等で活躍する一方、1956年にデビュー作である本書『ロブスター岩礁の燈台』を発表、世代を越えて支持を受ける。以後毎年新作を発表し続け、1960年ドイツ児童文学賞、1962年国際アンゼルセン優良賞、1964年ドイツ児童文学絵本賞、1968年にそれ以前の全作品に対して国際アンデルセン大賞が与えられた

森川弘子[モリカワヒロコ]
徳島県生まれ。広島大学文学部(独語独文学専攻)卒業。1974年東洋工業(現マツダ)株式会社に入社、1985年までドイツ語の翻訳に従事。1981~82年ミュンヘン大学に留学、神話学・ホフマネスクを学ぶ。1990年より人形劇ペポのメンバー、また宮沢賢治学会イーハトーブセンター会員
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感想・レビュー

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seacalf

33
ドイツの3大児童文学作家クリュスのデビュー作。伝説の「風のうしろの幸せの島」を探している作家が、帆布工房の親方からお兄さんの燈台守に関わる物語を聞かせて貰うのだが、その話に登場する人物や動物達がまた次々とお話を繰り広げていくといった枠物語の構造。これがテンポ良くて楽しい。『人形のアグラヤの不思議な物語』『カーリーネとマルチパンの少年』『パッパマッナカスカ島の戦争』なんかが特に好き。紡がれる数々のおとぎ話が、新しい配属先での慣れない毎日で擦りきれた心を修復し癒してくれる。幸福感に包まれる物語の力をご覧あれ。2018/10/18

knoriko

5
これは良いよ!伝説の島を探す若い作家は、帆布工房の親方から灯台守のヨハンの話を聴く。親方の話の中にヨハンの話、ヨハンの話の中にまた別の話と、入れ子式(枠物語というらしい)。特に気に入ったのは100歳の誕生日を迎えたメリーゴーランドの話。素敵過ぎる。作中、何度も繰り返されるセリフ「(物語が)本当にあったかどうかなんて関係ない、重要なのはうつくしいこと!」がくせになる。短編としても一つの長編としても、手元に置きたい一冊。2010/12/24

あられ

2
図書館で借りられる5冊の最後 これがクリュスのデビュー作 これを読んでクリュスのほかの物語がすとんと腹に落ちた ここに世界平和を願ったクリュスのすべてがあるように思った そして“口伝”というものの力を感じた 日本昔話も囲炉裏端で“口伝”で伝わったもの クリュスの物語には“口伝”で伝わっている物語を“本”にする存在がある いつの時代にもどんな伝え方でも残すということを感じた 長い道のりの旅 幸せの日に生まれた人と出会い風のうしろの幸せの島に行ってみたい2024/11/13

obst

2
 この本と、『笑いを売った少年』を読んで思いました。  わたしは、ジェイムス・クリュスの研究者になりたいです!2010/11/11

ヒラタ

1
毎日一話、お話をきいて行く、その話は「本当の話かどうかはどうでもよいこと」と物語の中で何度もいわれてるように、良い話は本当か本当でないかでは、はかれない。読んで良かった本です。2019/10/29

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