目次
参与・関与の不均衡を考える
第1部 教育の場面における参与・関与(「わからない」理解状態の表示を契機とする関与枠組みの変更;大学英語授業でのスピーキング活動における「非話し手」の振る舞いと参加の組織化;Webビデオ会議―関与性を指標する相互行為リソースの一考察)
第2部 親睦・団らんの場面における参与・関与(空間をまたいだ家族のコミュニケーション―スカイプ・ビデオ会話を事例に;日本語会話における聞き手のフッティングと積極的な関与;対立と調和の図式―録画インタビュー場面における多人数インタラクションの多層性;発話と活動の割り込みにおける参与―話し手の振る舞い「について」の描写の割り込み)
第3部 実業・制作の場面における参与・関与(傍参与的協同―歯科診療を支える歯科衛生士のプラクティス記述;展示制作活動における参与・関与の変化から見た参与者の志向の多層性;通訳者の参与地位をめぐる手続き―手話通訳者の事例から;理容室でのコミュニケーション―利用行為を“象る”会話への参与;ラジオ番組収録における多層的な参与フレームの交わりについて―制度的制約に伴う現象を中心に)
著者等紹介
片岡邦好[カタオカクニヨシ]
アリゾナ大学大学院博士課程修了。Ph.D.(応用言語学)。愛知大学法学部専任講師、助教授を経て、同文学部教授
池田佳子[イケダケイコ]
ハワイ大学マノア校東アジア言語文化研究科修了。Ph.D.(日本語言語学)。トロント大学東アジア学科専任講師、名古屋大学国際言語文化研究科准教授を経て、関西大学国際部教授・国際教育副センター長
秦かおり[ハタカオリ]
ロンドン大学ゴールドスミス校大学院博士課程中退。立教大学ランゲージ・センター教育講師を経て、大阪大学大学院言語文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A