出版社内容情報
無一物となって母の孝養に尽くし、聖学を実践した藤樹の生き方と、学問の真骨頂を描いた万人必読の書。
中江 彰[ナカエ アキラ]
著・文・その他
内容説明
無一物となって慈母の孝養に生き、厭世観に覆われた日本人の心を解き放つために明徳宝珠説を唱えた思想家が今ここによみがえる。
目次
1 無一物の牢人生活(米子へ旅立つ;伊予大洲に移る ほか)
2 新時代の武士のために(修己治人の教え;大野了佐の勉励 ほか)
3 村民の教育善導(読み書き知らず;飛脚の忘れた二百両 ほか)
4 明徳の宝はわが心に(天子より庶人まで;如意宝珠の明徳 ほか)
著者等紹介
中江彰[ナカエアキラ]
1953年、大阪府堺市に生れる。1975年、佛教大学文学部史学科(東洋史学)卒業。同大学歴史研究所研修員等を経て、近江聖人中江藤樹記念館館長、高島市教育委員会事務局藤樹研究相談役を勤める。現在、体認に依拠した中江藤樹研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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