内容説明
「ショー・ボート」「オクラホマ!」「マイ・フェア・レディ」から21世紀の傑作まで網羅。ミュージカルを愛するすべての人へ。この一冊で全部わかる。
目次
黎明期の先行芸能
初期のミュージカル・コメディ
ジャズの時代
金字塔『ショー・ボート』
大恐慌の影響
『オクラホマ!』の革新性
新しい才能とコメディの成熟
名作の時代
更新されるロングラン記録
新しい作風と音楽
ロンドン・ミュージカルの席捲
80年代のブロードウェイ
ブロードウェイの復活
コメディの復権―21世紀の隆盛1
ジュークボックスと映画―21世紀の隆盛2
オフ発の秀作―21世紀の隆盛3
著者等紹介
小山内伸[オサナイシン]
演劇評論家・専修大学文学部准教授・昭和音楽大学非常勤講師。1959年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。1989~2013年、朝日新聞記者を務め、主に東京本社学芸部(現・文化くらし報道部)で文芸・演劇を担当した。国際演劇評論家協会(AICT)日本センター会員。日本演劇学会会員。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りえこ
19
ミュージカルの歴史や、様々なミュージカルを知りたくて読みました。ジャンル分けされていて読みやすかったです。2017/06/01
Masakiya
5
ミュージカル史と題うってあるが、ブロードウエイ史である。作者は元新聞社の文芸担当ということで、時代時代のミュージカルの全体像、概要がバランス良く語られている印象を持った。個別の作品の評論も臨場感にあふれ、観劇時の記憶が呼び戻されるし、未見の作品には足を運びたくなる。2016/08/26
ちり
2
ミュージカルの母体となった各国の諸芸能から現代までの歴史。ハミルトンまで入ってる。概要掴むには分かりやすい。ストーリーの要約の仕方なんか見てると、マイノリティの物語という観点にはあんま興味ないタイプかな、という印象もちょっとしつつ。2016/12/12
せんり
1
ブロードウェイ(+ロンドン?)のミュージカル上演史をざっくり知るには良いと思う。個々の作品、時代等の深掘りはないので、あくまで流れを知る程度。あと、ドイツ語圏とか韓国等には一切触れてない。2019/01/15
t
1
体系的にミュージカルの歴史を掴むのには向いているのかも知れないが、作品名と主だった曲、あらすじが列挙してあるだけのように感じた。 個人的にはもう少し作者の主観や作品のディティールを織り込んで欲しかった。 このインターネットの普及している時代なのだから、ネットではわからない作品の情報が乗っていると良いと思う。2018/03/27