出版社内容情報
知行合一の行動的哲学を打ち立てて新生面を開いた、 王陽明の波瀾に富んだ生涯と学説に、 王学の祖と言われる陸象山の教学を加えて解説した、 著者若き日の情熱溢れる名著。
安岡 正篤[ヤスオカ マサヒロ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuma Usui
5
陽明学の泰斗である著者の王陽明に関する卒業論文が編集され出版されたもの。陽明の生涯について全体の半分を割き、その教学や陸象山、大学について後の半分で解説を行なっている。陽明学は心学と言われるように、人はどのような心持ちで生きるべきか一貫して説かれている。漢詩だけでなく解説も畢竟など難しい漢字が多く率直に言って読み進めるのが難しいが、含蓄が多く手を止めてあれこれ思う事が多い内容だった。いつの日か再読したい。2017/10/05
ゆうきなかもと
4
久々に再読。王陽明の研究ではあるのだが、後半は、安岡正篤の体得した陽明学、あるいは陸王学の説明。すなわち体得した以上、安岡正篤の思想そのものと言っても言い過ぎではあるまい。そして、ほぼ初期の著作にも関わらず、思想的にはほぼ完成されているような感じがした。 その思想は、一言で言えば、物我一如を目指すもの。対象と一つになるということが、人格完成の1stステップとなる。言い換えると、対象と心を一つにする、没入する、集中するということが、格物であり、その実現こそが致良知なのだと思った。2026/03/06
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