目次
序論 宗教学とは?
第1部 現代宗教学の展望(宗教現象のモデル;「信じる」とは?―信仰と究極的関心;聖なるものと意味の世界;宗教的象徴;神話と民族;神話と精神の深層構造;儀礼の意味;祭研究にむけて;コスモロジーとしての呪術・占い;宗教の変容―世俗化論;宗教は進化するか―宗教起源論と宗教史;新宗教から現代を見る;人間は本質的に宗教的か―意味体系の根拠としての宗教)
第2部 科学時代の宗教の意義―キリスト教思想史の観点から(宗教・神話・科学―宗教と科学の関係史の全貌;旧約聖書の創造論;イエスの福音と終末論;「無からの創造」と自然の探求;十二世紀ルネサンスと自然神学;科学革命の巨人たちとガリレオ裁判;進化論とキリスト教;宗教と科学の現在―平和共存あるいは無関心;宗教と科学の未来―新しい世界像を求めて;生命倫理の挑戦とキリスト教―科学時代の生と死;環境倫理と「ノアのヴィジョン」)