出版社内容情報
作家・大学人としての日常の中、政治学者として世の動向や皇室の動きをつぶさに観察し、鉄道旅行もつづける個性あふれる著者の日録。
月刊『みすず』に掲載され、大好評のうちに今年5月号で連載を終えた二年間の日記を単行本化。国家の横暴が目に余る時代のなか、大学人としての仕事や「人気作家」として執筆に追われながら、政治学者として世の動向を分析し、『昭和天皇実録』はじめ皇室の動きを観察し、鉄道旅行をつづけるなど、その独特な個性をとおして、時代を読む。
内容説明
本書は、2013年4月1日から2015年3月31日までの2年間、『みすず』誌に連載された「日記」を一書にしたものである。大学人としての仕事や作家として執筆に追われながら、政治学者として世の動向を分析し、皇室の動きを観察し、鉄道旅行をする。日常から時代を解読する試み。
目次
二〇一三年 四月‐十二月
二〇一四年 一月‐十二月
二〇一五年 一月‐三月
著者等紹介
原武史[ハラタケシ]
1962年、東京に生まれる。早稲田大学政治経済学部を卒業後、日本経済新聞社に入社、東京社会部記者として昭和天皇の最晩年を取材。東京大学大学院博士課程中退、東京大学社会科学研究所助手、山梨学院大学助教授、明治学院大学助教授を経て、同大学国際学部教授。専攻は日本政治思想史。著書に『「民都」大阪対「帝都」東京』(講談社選書メチエ、1998、サントリー学芸賞受賞)『大正天皇』(朝日選書、2000、朝日文庫、2015、毎日出版文化賞受賞)『昭和天皇』(岩波新書、2008、中国語版は台湾商務印書館、2008、司馬遼太郎賞受賞)『滝山コミューン1974』(講談社、2007、講談社文庫、2010、講談社ノンフィクション賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiratax
ぱリ
あつもり
Naoko Takemoto