内容説明
真宗思想の近代化に大きな影響を与えた、大谷派の学僧・曽我量深の“宿業”論を道標として抽出し、見事にまとめた遺稿集。「宿業とは本能なり」と述べた曽我独自の宿業観がここにはじめて整理紹介され、宗教・仏教界の難解な言葉とされて来た宿業の真意が明らかになる。
目次
1 二種深信―法から機を開き、機において法を摂める
2 宿業と本願
3 随順と超越
4 宿業の自覚を深信す
5 宿業は本能なり
6 宿業の世界観
7 運命と宿業
8 善悪はみな宿業
9 共業と不共業
著者等紹介
小林光麿[コバヤシミツマロ]
1943(昭和18)年滋賀県近江八幡市に生まれる。1967年大谷大学大学院修士課程(社会学専攻)修了。その後、近江八幡市・真宗大谷派眞念寺住職。2012年4月8日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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