内容説明
強奪された紙幣を持っていた男は何者か?犯人は単独か複数か?現金隠匿場所の盲点とは?米軍基地に関わる疑惑とは?すべての疑問は解かれ、今こそ昭和犯罪史上最大の謎が明らかになる。
目次
プロローグ 証拠
第1章 雷鳴
第2章 布石
第3章 内紛
第4章 接点
第5章 疑惑
第6章 黒幕
第7章 捕捉
第8章 対決
第9章 混沌
エピローグ 孤独
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
氷柱
6
498作目。6月17日から。今の住まいの程近くで行われた大事件についてのレポート。あまりに近所すぎてここでこんな事が行われていたのかという驚きを隠せないが、事件の発生は私の生まれる遙か前の話。後半で舞台が大きく移動する辺りから人間ドラマが始まっていく。はっきりしない集団のはっきりしない手口に踊らされるはっきりしない組織が浮き彫りになる。しかしそれが作品としての狙いなのだろうから作者以外がぼやっと見えてしまうのは仕方がない。公安もマークするべきところはマークしていたのだから作者だけが賢かったとも思えない。2019/06/22
ももも6464
4
約25年ぶりの再読。事件発生からこの書籍執筆迄が約30年。2023/12/14
TURU
4
何処までが真実なの分りませんが、作者の圧倒的な取材力には驚かされます。500円札のコピーの出現で、この本の中で犯人とされている人物が限りなくクロに近いように思えてなりません。自殺した少年Sが犯人とされたドラマや出版物も多くありますが、自分は少年Sはシロだと思います。2014/01/29
モディ
2
ビートたけしでドラマ化されてたね。事件現場と住んでるところが近いので非常に面白く読めた。作者の執念深い取材と理論的な推理は尊敬に値します。多分この推理が正しいと思う。2015/02/19
久井 重弘
1
◎2002/03/27