内容説明
チベット虐殺をめぐる中国非難の声が全世界に巻き起こり、中国を見る目は完全に変わった。国内的にも華南を襲った大雪害と未曾有の四川大地震で政情不安が高まり、大規模な暴動がいつ起こっても不思議ではない。上海株式市場は07年秋をピークに半値に大暴落し、不動産バブルもはじけた。国威発揚をかかげた北京五輪の開催すらあやぶまれるなか、共産党独裁体制の終焉がいよいよはじまった。
目次
プロローグ 中国文明の衰退がはじまっている
第1章 チベット虐殺で北京五輪は失敗の怖れ
第2章 水、空気、食料汚染と大災害
第3章 五輪以後、経済が崩壊するシナリオ
第4章 軍国主義的市場経済の矛盾
第5章 中国投資を見限りはじめた欧米
第6章 捏造と改竄の反日記念館
第7章 モラル欠落、倫理の無存在
第8章 馬英九の台湾はどこへ行く?第9章 かくも軽き日本の存在!
エピローグ 中国のご都合主義
著者等紹介
宮崎正弘[ミヤザキマサヒロ]
昭和21年金沢市に生まれる。早稲田大学英文科中退。『日本学生新聞』編集長、月刊『浪曼』企画室長をへて、昭和57年に『もう一つの資源戦争』(講談社)で論壇へ。中国ウォッチャーとしても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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