目次
無常を生きる心の糧(瀬戸内寂聴)
新生日本のために現状破壊を(堺屋太一)
永田町だけが変わらないニッポンの不思議(ジェラルド・カーティス)
ワサビと唐辛子の違いの向こうに(呉善花)
二一世紀は人間圏の大転換期(松井孝典)
海が天才である理由(中村征夫)
日本の外交よ、タフになれ(岡本行夫)
民間のノウハウを活かして(樋口広太郎)
映画全盛時代に生きて(森繁久弥)
増加する引きこもり問題をどうする?(斎藤環)
なにわの知恵に学ぶ(藤本義一)
今こそ、環境を考える時(C.W.ニコル)
著者等紹介
石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932年兵庫県生まれ。一橋大学法学部在学中の1955年、『太陽の季節』(芥川賞受賞)で作家として衝撃的デビューを果たし、弟・裕次郎とともに一世を風靡した。1968年には、参議院議員選挙の全国区に最高得票で当選。1972年より衆議院に転じ、環境庁長官、運輸大臣を歴任。1995年に議員を辞職、同年芥川賞選考委員となる。1999年東京都知事選挙に出馬して当選。現在、最も注目される政治家のひとり
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感想・レビュー
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ロッキー
1
12名との対談。個人的には、瀬戸内寂聴さんと話しているときの慎太郎さんが一番好き。世界における日本の地位があやうくなっていることを憂える二人。モノ申せない体質もさることながら、国際会議の時の日本人政治家が、背が小さくて貧相。ああいうときは、背の高い慎太郎さんみたいな、かっこいい人がいかないとダメ、と力説する寂聴さん。まったくその通り!そして話は核家族化へ。これが進むことによって、おばあちゃんの知恵袋を若いお母さん達が受け継いでいないことを勿体ないとしきりに心配する二人。ま、今はネットがあるけど。ダメか。 2021/01/22