内容説明
「止血・血栓の基礎と臨床」と「妊娠・分娩と止血・血栓」の２章構成。臨床的に把握できる出血と血栓の症状にしたがって凝固障害を細分化。時宜に適した学理とＥＢＭを踏まえた最新治療を詳述。凝固・線溶・血小板の研究および臨床に携わるエキスパートがわかりやすく執筆。
目次
１章 止血・血栓の基礎と臨床（オーバービュー；止血機構；出血傾向の鑑別；日本人の血栓性素因；血栓症の分子病態 ほか）
２章 妊娠・分娩と止血・血栓（妊娠と血液の変化―凝固・線溶系、キニン・カリクレイン系を中心として；ＩＴＰと妊娠・分娩；妊娠性血小板減少症とＨＥＬＬＰ症候群；先天性凝固因子欠損症と妊娠；産科ＤＩＣ ほか）
著者等紹介
鈴木重統［スズキシゲノリ］
１９６３年北海道大学医学部卒業。１９７４年北海道大学医学部産科婦人科学教室講師。１９８３年北海道大学医療技術短期大学部教授（この間１９７４～１９７６年ミュンヘン大学産婦人科、ベルリン自由大学産婦人科で研鑽をつむ）。２０００年北海道大学医療技術短期大学部名誉教授。学会活動：日本産科婦人科新生児血液学会名誉会員、日本血栓止血学会功労会員、ＧＴＨ（ドイツ止血血栓学会）評議員
後藤信哉［ゴトウシンヤ］
１９８６年慶應義塾大学医学部卒業。１９９２～１９９６年米国カリフォルニア州スクリプス研究所分子実験医学部門。１９９６年東海大学医学部内科学系循環器内科学。２００７年東海大学医学部内科学系循環器内科学教授。東海大学大学院医学研究科代謝疾患研究センター長。学会活動：日本血栓止血学会理事、日本脈管学会理事
松野一彦［マツノカズヒコ］
１９７２年北海道大学医学部卒業。１９８３年北海道大学医学部附属病院検査部講師。１９９３年米国赤十字研究所留学。１９９６年北海道大学医療技術短期大学部教授。２００３年北海道大学医学部保健学科教授。２００７年北海道大学病院検査・輸血部長。２０１１年北海道大学名誉教授。学会活動：日本検査血液学会前理事長、日本臨床検査医学会名誉会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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