内容説明
第二次世界大戦はアメリカにかつてないほどの自尊心と繁栄をもたらした。そうしたなか、台頭する大量消費主義や技術の進歩を何よりも確かに映し出していたのが広告だった。ウェスタン・エレクトリック社の通信機器(「現代の戦場のために」)やマトソン・ラインの客船(「より豊かな明日に向けて!」)、シーグラムのウィスキー(「はるか先を見据える男たちに」)からフーヴァーの掃除機(「自分の家を誇りに思う全ての女性に」)など、おびただしい数の商品やサービスを称揚する広告が氾濫していた。アメリカにおける長年の人気商品もあり、たとえばドール社のパイナップルや栄養たっぷりのキャンベル・スープなどは今でも親しまれている。
著者等紹介
ハイマン,ジム[ハイマン,ジム][Heimann,Jim]
ロサンジェルス在住。グラフィック・デザイナー、作家、歴史家であり、カリフォルニア州パサデナにあるアート・センター・カレッジ・オブ・デザインで教鞭を執っている。建築、ポップカルチャー、ハリウッド史等に関する本を多数執筆。エンターテイメント業界のコンサルタントも務めている
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