出版社内容情報
《内容》 腰痛に次いで患者数が多く、年齢層も幅広い膝関節疾患の、多彩な徒手検査や視診(歩容ほか)、問診(受傷機転聴取)等、外来診療の要点を簡潔にまとめた日常診療に役立つ一冊。 《目次》 外来に役立つ基礎知識 膝関節の臨床解剖/膝関節のバイオメカニクス/膝関節の臨床生理 診察の進め方 問診/視診,触診/理学所見(徒手検査の進め方)/他 画像診断の進め方 単純X線検査/機能撮影,関節造影/他 臨床検査ならびにその他の補助診断の進め方 関節液所見 膝関節外来での保存療法 薬物療法/理学療法/固定療法/他 主な膝関節疾患の診断と外来治療の進め方 外傷/関節炎/発育期(小児)の膝痛/スポーツ外傷・障害
内容説明
膝関節に関する知識の向上、診断技術、特に関節鏡の進歩、発展にともなって、膝関節疾患の診断技術も向上し、膝内障という用語は少しずつ使われなくなってきている。一方、関節鏡の進歩発展は、特に若い整形外科医にとって、容易に関節鏡に頼り、基本的な外来での膝の診察をおろそかにする傾向がないとはいえない。そこで、もう一度基本に戻って膝の診察を行おうというのが本書の一つの主旨である。また、外来の診療において、ちょっと忘れてしまった事項や確認したい診断基準、評価方法など手元に置いておいて眼をとおしたいときがある。忙しい外来中なので、目的の項目がすぐに見つかり、簡単に確認出来る外来用の診断治療メモのようなものが必要である。この点が本書のもう一つの主旨である。
目次
外来に役立つ基礎知識
診察の進め方
画像診断の進め方
臨床検査ならびにその他の補助診断の進め方
膝関節外来での保存療法
主な膝関節疾患の診断と外来治療の進め方