内容説明
多くの地方自治体が大学を誘致、設立するのはなぜか?地域はなぜ大学を必要とするのか?公費で私立大学をつくった9大学の当事者へのインタビューと、先駆的大学(長野大学)の紹介を交え、その設立の経緯と意義を詳論・考察した、初の公設民営大学物語。
目次
第1章 公設民営大学検討の視点―公立大学との比較から(公設民営大学の設立事情;一九九二~二〇〇一年度における公立大学の開設 ほか)
第2章 公設民営大学の設立事情(千歳科学技術大学(北海道)
東北芸術工科大学(山形県山形市) ほか)
第3章 先駆的大学の苦闘―長野大学の沿革と基本理念(長野大学学長・井出嘉憲)(地域に根ざした「公設民営」大学の創設;挫折と新生 ほか)
おわりに―地域と大学(学費と機会均等;ユニバーサリズムとローカリズム ほか)
著者等紹介
高橋寛人[タカハシヒロト]
1957年生まれ。博士(教育学)。東北大学教育学部卒業、東北大学大学院教育学研究科を経て現在横浜市立大学国際文化学部助教授
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