内容説明
「怠惰、犯罪、乱交の巣」「生来自助努力を欠いた集団」―黒人下層階級を見る眼を歪めていた従来の先入観を、ワシントンDCの場末を拠点に、その内面に分け入る優れた参与観察により払拭し、新たな都市政策に途を拓いた傑作。20世紀における米国社会学テキストのベストセラー。
目次
第1章 イントロダクション
第2章 男たちと仕事
第3章 子どものいない父親
第4章 夫と妻
第5章 愛する者と搾取する者
第6章 友人とネットワーク
第7章 結論
補論 フィールドでの経験を振り返って
著者等紹介
リーボウ,エリオット[リーボウ,エリオット][Liebow,Elliot]
現代アメリカを代表する都市人類学者。1925年1月4日アメリカ合衆国、ワシントンDCに生まれる。1949年(25歳)ジョージワシントン大学英文学科卒業。1955年(30歳)メリーランド州立大学大学院で古代史を専攻。1962年(37歳)首都地域健康福祉委員会協力研究員。1963年(38歳)国立精神衛生研究所協力研究員。1966年(41歳)同所特別プロジェクト課課長代理、後に課長、同年米国カソリック大学で文化人類学の博士号を取得。1971年(46歳)同所都市問題研究センターセンター長。1984年(59歳)ガンのため職を退き、同所客員研究員となる。1994年9月4日病没(69歳)
吉川徹[キッカワトオル]
大阪大学卒業後、同大学助手、静岡大学助教授などを経て、現在、大阪大学大学院人間科学研究科助教授、博士(人間科学)。専門は社会意識論・社会階層論など
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