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内容説明
南の海に突き出した半島、入陽崎。異能集団「狐」の本拠地にやってきた鳴と颯音は、沖に現れるという帆掛け船の噂を探ろうとする。だが、颯音の故郷でもあるその地は、封印された彼の真実の姿を暴き出す。“颯音”を生み出す発端となった十年前の春惜月―弥生の事件。徐々に膨らんでいくもう一つの人格、和玖也。そして、村の片隅で密かに進められる奴隷商いと、自我を崩壊させる不可思議な薬。全ての裏で糸を引く「狐」との戦いを前に、鳴と颯音、二人は―。五百年の昔、最後の戦いへ向けた幕が上がる。
著者等紹介
時海結以[トキウミユイ]
1月6日生まれ。長野県在住。歴史博物資料館の資料調査研究員として様々な遺跡の発掘に携わるほか、パズル作家としても活躍。第二回富士見ヤングミステリー大賞準入選の『業多姫シリーズ』で小説デビュー
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