内容説明
グイドにとって、飢え・孤独・恐怖は生活そのものだ。彼はそれを生きぬいていく、だが彼はけっしてりっぱな少年ではない。うそはつく、盗みやごまかしはする。しかし彼は人間らしさ、人はみな同じ人間なのだという考えをなくさない。だれの心の中にもグイドはいる。しかし大人になるにつれ心の中からグイドは逃げようとする。そんなとき彼を思い出してもらいたい。
著者等紹介
ホガード,エリック・C.[ホガード,エリックC.] [Haugaard,Erik Christian]
1923年デンマーク生まれ。渡米後、英語で創作活動を始める。児童文学のほかに、詩作や劇作の分野でも活躍し、アンデルセンの作品の英訳者としても知られている。2009年死去
犬飼和雄[イヌカイカズオ]
1930年神奈川県生まれ。法政大学名誉教授。2024年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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