内容説明
漂流する日本の思想・教育界に投じられた珠玉の論考集。
目次
第1章 政治思想(憲法第九条の政治哲学的意味;神の国発言と草の根国家主義;福沢の思想のおもしろさ―『丁丑公論・瘠我慢の説』をめぐって;日本思想史への新しい資格―統一戦線形成と知識人の役割)
第2章 社会科教育の思想(高校で思想(史)をいかに教えるか
市民性教育の課題と新学習指導要領―社会科・公民科・地歴科及び総合的学習の関連・総合による民主的授業創造
社会科を守る戦い
戦後社会科の理念と社会科の「解体」―何を受けつぎ、何を課題とするべきか
グループ学習と児童中心主義)
第3章 平和の思想(憲法五〇年と教育の課題;人間の生死と日の丸・君が代問題;教科書裁判三二年と日本文化を語る;「パール・ハーバー、ヒロシマ、世界秩序」;アジアを見つめる開発教育;アブラハムの神とアステカの神の狭間で―価値観をめぐる断章)