内容説明
農耕社会へと移り変わる列島内での石器の流通や鉄器への移行、祭祀・集落の有り様など、多面的な考察から近畿における弥生文化の特質を明らかにし、畿内の先進性や社会的・政治的評価を再検証する。
目次
序章 本書の目的と方法
第1章 石器からみた弥生社会と鉄器化の進展
第2章 環濠集落・高地性集落からみた弥生社会
第3章 祭祀・墓制からみた弥生社会
第4章 近畿弥生社会の歴史的評価
終章 課題と展望
著者等紹介
禰宜田佳男[ネギタヨシオ]
1958年兵庫県生まれ。1982年大阪大学文学部(国史学専攻)卒業。1983年大阪府教育委員会文化財保護課技師。この間、大阪府立弥生文化博物館学芸員、兵庫県教育委員会埋蔵文化財調査事務所技術職員(阪神淡路大震災の復興調査を担当するため)。2000年文化庁文化財保護部記念物課文化財調査官。その後、文化財第二課主任文化財調査官を経て、現在、大阪府立弥生文化博物館館長。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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