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京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
7
★★★★★仕事がらみで読みました。FDA:米国食品医薬品局と製薬会社の新薬承認をめぐる駆け引き、抗うつ薬と自殺の関係、がんワクチン、サリドマイドの復活などについて、ドキュメンタリータッチで読める本は始めて。著者自らの取材や公表文献に基づく情報をよくまあ上下各1冊の本にまとめましたね。下巻に続く。2013/09/26
Schuhschnabel
2
研究をする前提として、医療技術に関わるステークホルダーの一つとしての規制当局が何を考えているのかを知るために読む。日本では半ば神格化されているFDAであるが、実際には、(意図しないものも含めて)製薬/医療機器企業に対して権力をもつ一方、組織の位置づけ上省庁間での立場は弱く、さらに、患者・消費者団体や製薬/医療機器・食品企業の政治家へのロビー活動を通じての圧力にも曝されている。それでいて国民に対しては正義の味方としてふるまわなければならない。板挟み過ぎてどうコメントしてよいのやらわからない。2019/11/15
komomo
2
翻訳のタイムラグがあるので、その後のFDAのガイダンスなどとリンクさせながら読むと更に面白い。仕事がらみで読んだけれど、読み物としても面白い。2013/02/14