内容説明
現在、陸上交通は自動車にほぼ全面的に依存し、さらにその増加は著しい。過去約100年にわたり内燃機関自動車(ICEV)が占めてきたが、他方で燃料の保全確保やCO2削減など新たな対応に迫られている。本書ではその対応手段として期待される、次世代自動車の現状と技術を主とした最近の動向を紹介する。
目次
第1章 次世代自動車推進に向けて(ICEVの発展と特性、課題;日本のエネルギー環境政策 ほか)
電池の可能性(高性能二次電池;CO2排出抑制につながる電池技術)
第2章 国の次世代自動車政策(経済産業省;国土交通省)
第3章 先進企業に聞く(自動車編;電池編)
特別収録 石谷久氏が語る、次世代自動車の未来 産業革命前夜から革命の渦中へ、次世代自動車は激動の時代に(今後、必要だと展望したら即、行動;EVの課題解決がカギ ほか)
著者等紹介
石谷久[イシタニヒサシ]
昭和44年東大大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。以後、東大宇宙航空研究所、先端科学技術研究センターなどを経て東大工学部教授。平成13年同退官。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。平成21年同退官。現在、新エネルギー導入促進協議会代表理事、エネルギー資源学会会長、学術会議連携会員、東京大学名誉教授
長崎昇[ナガサキノボル]
1953年生まれ、東京都出身。早稲田大学商学部卒業。1983年、株式会社日本能率コンサルティング入社。メーカー、サービス各産業におけるCS経営構築、サービスマーケティング戦略立案など。現在、チーフ・コンサルタント。国土交通省国土交通大学校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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