内容説明
遂に解かれた、日韓の「怪」。―「竹島問題」や「従軍慰安婦問題」はナゼ生じるのか?1350年間に及ぶ、日韓の相違を詳述。―この「原型史観」が今、解答と希望になる。
目次
第1章 日本人と韓国人の原型とは(日韓の対立的文化形成;思考方法の違いは、言語の違い;原型の完成―日韓の比較;対立的原型に操られる日韓)
第2章 民族移動の痕跡を刻んだ言語(征服なのか浸透なのか―異なる方向の国造り;民族移動とともに列島に入ったもの)
第3章 原初、日韓語は共通だった(日本語は伽耶語+百済語;離れ出した日本語と韓国語;表記方法と母音に潜む歴史)
第4章 異なり出す「言語=原型」(日本人の思考と言葉づかい;日韓漢字語それぞれの行方;「ウリとナム」という原理;息づく「ウリとナム」の支配原理;理念よりも現実を優先する日本)
第5章 原型史観の文脈(ひとつの原型が分枝した;宗教の解釈も極端に向かう日韓;古代に共有していたもうひとつの幹)
著者等紹介
金容雲[キムヨンウン]
1927年東京生まれ。韓国を代表する数学者で、文化比較論の大御所。理学博士。現在は漢陽大学校名誉教授。2009年までの六年間、韓日文化交流会議の代表を務め、日本側代表の平山郁夫氏と日韓の相互理解に貢献している。「言葉こそ巨大な遺跡」の視点で『日本語の正体』を著し、日韓の古代史ファンの支持を得てロングセラーになっている。また『「日本=百済」説』では、「原型史観」を体系化し、日韓のルーツとアイデンティティを探った
平井敏晴[ヒライトシハル]
1969年栃木県足利市生まれ。日韓文化研究家。金沢大学理学部を卒業し、東京都立大学大学院でドイツ文学を研究後、2005年に渡韓。ソウルを拠点に、西洋思想との比較の視点を取り入れながら韓国社会を分析する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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