内容説明
食品・医薬品業界における課題と現状を踏まえ、執筆された成書はまだ世の中に存在しないようである。加えて、近年、味覚と嗅覚の生理学・生化学の分野では、受容メカニズムや脳・神経レベルでの認識メカニズムが急速に解明されつつある。本書は、このような状況に鑑み、めまぐるしく進歩する食品・医薬品の加工技術の最新動向について、その基礎から応用・適用例までを詳細かつ包括的に紹介することを意図し、企画されたものである。
目次
総論編(おいしさのしくみ;医薬品について)
味覚修飾編(味覚修飾現象;油脂の「味」と「おいしさ」)
におい修飾編(匂いの受容と修飾のメカニズム;トレハロースとおいしさの維持―臭い抑制と食感改善)
テクスチャー編(テクスチャーで決まるおいしさ;テクスチャーの改善)
マスキング技術編(食品におけるマスキング技術;医薬品におけるマスキング技術;化学的苦味マスキング;物理的苦味マスキング;においマスキング)
センサ技術編(味覚センサ;においセンサ;テクスチャーーを測る機器;おいしさを求めて)
著者等紹介
都甲潔[トコウキヨシ]
九州大学大学院システム情報科学研究院教授
内田享弘[ウチダタカヒロ]
武庫川女子大学薬学部臨床製剤学講座教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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