内容説明
戦禍をくぐりながらも、子供達の誕生と成長を見守り続けた、犬山城下町のとある産婆夫婦の奮闘と、堅い友情で結ばれた少年の成長のものがたり。忘れてはならない、ふるきよき日本の心象風景がここにある。
目次
プロローグ―川と城のある町
第1章 命・息ひとつ
第2章 父を想えば…
第3章 焼け跡の戦友たち
第4章 不幸と幸福の味方
第5章 大介と国会議事堂
第6章 ここに生きていること
第7章 月は月のように
第8章 ふるさとの訛
著者等紹介
板倉弘昌[イタクラヒロマサ]
1937年、愛知県犬山生まれ。中学卒業後、日本電建名古屋支社の茶坊主をしながら定時制高校に学ぶ。卒業後、当時の同社社長、田中角栄氏の命により東京本社勤務となる。上京と同時に明治大学商学部商科に入学、一年留年するも卒業。全学連運動や安保闘争への参加が田中社長の逆鱗に触れ、自ら辞す。犬山に戻り、塗装業を始める。その後、還暦を契機に再び上京。現在、(財)日本国際医療船建造機構理事長、(財)亜細亜映画産経機構理事長、(社)日本著作権協会会員、(社)日本作詞家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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