内容説明
紫式部の愛の世界を読む。「愛する」とはなにか?NHK大河ドラマ『光る君へ』の主人公モデル紫式部の愛する言葉集。光源氏の愛の言葉など、紫式部の想いが溢れた言葉の本。
著者等紹介
紫式部[ムラサキシキブ]
平安時代に活躍した作家であり歌人。『源氏物語』の作者として有名である。日記に『紫式部日記』、家集に『紫式部集』がある。中古三十六歌仙の一人に数えられる。文人であった父の薫陶のもとに育ったらしい。物語創作の才能によって一条天皇中宮彰子(藤原道長の娘)に出仕、『源氏物語』の執筆を続ける
与謝野晶子[ヨサノアキコ]
1878年大阪府堺市生まれ。大恋愛の末、与謝野鉄幹と結婚。処女歌集『みだれ髪』で一躍、情熱的な歌人として著名になる。その後、小説、随筆、評論、童話、戯曲など多岐に渡り活躍。『源氏物語』は、幼少時代からの愛読書で、現代語訳も3度手掛けている。1942年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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陽子
35
源氏物語の中から「光る言葉」を現代語にして拾った本。見開き右側にインパクトのある言葉が目に飛び込んでくる。この本を読んで源氏物語のストーリーを把握することはできないが、内容の予備知識があるとわかりやすいかも。それにしても、平安時代にこんな様々な愛のカタチが描かれていたというのは改めてすごい気がした。「圧倒的な美しさの前にあっては悪意でさえも消えていく」。光る君に愛された女性は「だれよりも愛されたから死んでからまでも嫉妬される」。「この愛を深い水だと思ってそこに身投げすればいいではないか」。編集の仕方が粋。2023/11/20
ちもころ
0
紫式部のように聡明な女性は現代に生まれていればもっともっと人生を謳歌できたのではないか?色恋沙汰が最重要案件であるようなことが惜しい2024/01/23