朝日文庫<br> いつか死ぬ、それまで生きる わたしのお経

個数:
電子版価格
¥850
  • 電子版あり

朝日文庫
いつか死ぬ、それまで生きる わたしのお経

  • ウェブストアに39冊在庫がございます。(2025年05月15日 21時57分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022651587
  • NDC分類 183
  • Cコード C0195

出版社内容情報

つまずく日々に出あった、生きるよすがとしてのお経。生老病死について、日々考えてきたこと――文庫化にあたり、「老犬とわたし」を収録。母と父、夫の死を見届けて独り。犬を連れ荒野や海辺を歩きながら「生きる」「死ぬる」の思索を重ね、仏典を読む日々。森羅万象と生老病死に向き合うなかで生きる力がおのずと湧いてくる。詩のように読み解かれたお経、それに響きあう魂のエッセイ。《解説・藤田一照》-------------------------------------------------------------------------寝たきりの母、独居する父。死に方がわからないかのように生きている親を見ていて考えた。「生きること死ぬこと」について、老い果てぬ前に準備をしたらいいのではないか。老いて死ぬ不安を、苦しみを、少しでも軽くする道はないか。遠いカリフォルニアから通いつつ看取りをつづけるうちに、娘はお経に出会った。そして今、両親と夫の死を見届けて、誰もいなくなった荒れ地や海辺を、犬と歩く。日没を見て、月の出を見て、小さな生き物の生きざまを見る。雨を見て、風を見て、地震を見る。自然のめぐりと生きることと死ぬことが重なっていく。【目次より(抜粋)】父と母とお経とわたし開経偈「今、出遭いました」般若心経「完成に向かって」源氏物語表白「紫式部の往生」法華経薬草喩品偈「大きな木や小さな木」 阿弥陀経「浄土とはこんなところです」法華経如来寿量品偈(自我偈) 「私が目ざめてからこのかた」一切精霊偈「一切のたましいは」発願文「ねがっています」仏遺教経「最後のおはなし」死んでいく人老犬とわたし――文庫版あとがきにかえて   など【書評・メディア情報】2021年■NHKEテレ「こころの時代」「わたしの言葉で語るお経」(11月14日)■NHKラジオ第1「飛ぶ教室(パーソナリティ・高橋源一郎氏)」「秘密の本棚」、著者出演(11月26日)■熊本日日新聞(11月26日)/著者インタビュー■読売新聞夕刊(12月4日)/著者インタビュー■熊本日日新聞(12月19日)/書評(藤田一照氏・曹洞宗僧侶)■ゆうゆう 2022年2月号 (21年12月27日発売) /著者インタビュー■信濃毎日新聞(12月29日)/新著紹介(共同通信配信) 共同通信配信 他に10紙2022年■朝日新聞夕刊(1月12日)/著者インタビュー■NHKラジオ深夜便「真夜中の本屋さん」(1月31日)/日本文学研究者、ロバート・キャンベル氏による紹介■週刊朝日(2月4日)/著者インタビュー■西日本新聞(2月12日)/著者インタビュー■『みんなの介護』「くらたまのいまの会いたい手帳」(2月25日)/漫画家・倉田真由美さんによる著者インタビューhttps://www.minnanokaigo.com/news/kuratama/no42/■読売新聞(2月27日)/書評(梅内美華子氏・歌人)■サンデー毎日 連載コラム「これはアレだな」「ぼくらの仏教なんだぜ」(3月6日)/高橋源一郎氏による紹介■BOOKウオッチ(3月8日)/著者インタビューht

内容説明

エッセイ+お経+現代語訳。母と父、夫の死を見届けて独り。犬を連れ荒野や海辺を歩きながら「生きる」「死ぬる」の思索を重ね、仏典を読む日々。森羅万象と生老病死に向き合うなかで生きる力がおのずと湧いてくる。詩のように読み解かれたお経、それに響きあう魂のエッセイ。

目次

開経偈「今、出遭いました」
三帰依文「仏教に出遭えたミラクル」
三宝礼「みをかがめます」
般若心経「完成に向かって」
二河白道「河を渡る」
源信の白骨観「ホラホラ、これがおれの骨だ」
九相詩「死体のあと」
源氏物語表白「紫式部の往生」
風信帖「一通の手紙、空海から最澄へ」
法華経薬草喩品偈「大きな木や小さな木」
阿弥陀経「浄土とはこんなところです」
四誓偈「四つの誓い」
本誓偈「ただおこなえ」
聞名得益偈「みんないける」
法華経従地涌出品偈(部分)「涌き出したボサツたち」
法華経方便品(部分)「なぜ仏は世にあらわれたか」
法華経如来寿量品偈(自我偈)「私が目ざめてからこのかた」
一切精霊偈「一切のたましいは」
発願文「ねがっています」
摂益文「み名をよぶ」
仏遺教経「最後のおはなし」
総回向偈「あまねくひとしく」
総願偈「あるいてゆきます」

著者等紹介

伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955年東京都生まれ。詩人。78年『草木の空』でデビュー。同年に現代詩手帖賞を受賞。80年代の女性詩ブームをリードし、結婚・出産をへて97年に渡米した後、熊本に住む父と母の遠距離介護を続けていた。2018年より拠点を熊本に移す。1999年『ラニーニャ』で野間文芸新人賞、2006年『河原荒草』で高見順賞、07年『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、翌年に紫式部文学賞、15年に早稲田大学坪内逍遙大賞、19年に種田山頭火賞、20年にスウェーデンのチカダ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あおい

3
このタイトル、ほんとそれ。なんとなく最期を想像しつつ…葬式は家族葬以下で。でも枕経はあげてもらいたい。けど、ナニ教がいいかな…なんとなく念仏はイヤ、南無阿弥陀仏かな、やっぱりぽびゅらーな般若心経かな、自分でも詠めるから日蓮宗かな…つらつら思いつつ鳩摩羅什訳と現代日本語を読む…(・_・D フムフム、躓いてどぅでも良くなってくるから合間のエッセイでホッとするwいったいこんなにいっぱい訳してる伊藤さんはどこの経にするんだろ、仏教ってたくさんあるから迷うw死ぬまで生きるからそのうち決めておこう、終活の一環で。 2024/11/04

Go Extreme

3
三帰依文ー仏教に出遭えたミラクル 般若心経ー完成に向かって 九相詩ー死体のあと 源氏物語表白ー紫式部の往生 風信帖ー一通の手紙、空海→最澄 法華経薬草喩品偈ー大きな木や小さな木 阿弥陀経ー浄土とはこんなところです 四誓偈ー四つの誓い 本誓偈ーただおこなえ 聞名得益偈ーみんないける 法華経従地涌出品偈ー涌き出したボサツたち 法華経方便品ーなぜ仏は世にあらわれたか 法華経如来寿量品偈ー私が目ざめてからこのかた 摂益文ーみ名をよぶ 仏遺教経ー最後のおはなし 総回向偈ーあまねくひとしく 総願偈ーあるいてゆきます2024/07/29

2
様々なお経の現代語訳は分かりやすい。ただ、お経の教えそのものを本当の意味で理解は出来ない、当たり前だが。エッセイも詩的な含みがあり、真意を感じ取れていないんだろうなあと思わされる。すっと入ってこない、詩は苦手なんだと思い知らさせる文章だった。2024/12/17

yuukappi

2
私事で恐縮ですが、古文が苦手で、高校時代は、古文よりまだ英語の方がわかると、のたまわっていました。ということで、ここまで、現代訳ができることに、うらやましくもあり、このような言葉に触れて良かったなと思う次第です。浄土真宗については、縁あって、妻の家がお寺でしたので、義父の住職より、本書にあるような、ありがたいお言葉をいただいたことを思い出します。藤田さんの解説も良かったです。最後に、仏説阿弥陀経は、唱える機会がありますが、現代語訳にしても、当たり前ですが、ホントに、繰り返しなんですね。恐れ入りました。2024/09/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22015985
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品