感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
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かなりご年配な諸先生のご論稿が書かれているので、岩波新書でお馴染みの堀尾輝久先生や、環境の市川定夫先生、協同社会の鈴木文憙先生、さらに、テロや戦争、食育に至るまで、多彩な内容にして、グローカルなテーマを縦横無尽に、多様な論者が語り、多様性と個性が確認できる総合的なテーマを扱っている。3.11後の課題も新たに加味すれば、復興や再生のファクターも入ってくると、さらに、複雑になるものの、議論は白熱していくだろうと思われる。人間の安全保障の概念が日本の被災市民にも適用される必要性を強く感じる。2012/06/28