出版社内容情報
被害者の死因は、土中での溺死……。思いも寄らぬ方法で人を殺めた犯人は、猟奇的な手段を用いて立て続けに犯行を重ねていく。刑事課の尾崎は、美貌の広瀬とバディを組んで捜査に臨むが、彼女の行動に不審を抱きはじめ……。新シリーズ始動!
内容説明
土中で発見された遺体の死因は溺死―。深川警察署刑事課の尾崎は、美貌の相棒・広瀬と不可解な事件の捜査にあたるが、彼らを嘲笑うかのように、犯人からの犯行声明が届く。指定された倉庫には、頭部に黒いポリ袋を被せられた男が座っており…。待望の新シリーズ始動!
著者等紹介
麻見和史[アサミカズシ]
1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
135
久しぶりの麻見和史さん。新シリーズの始動、猟奇殺人捜査ファイルとある。確かにイヤな感じの殺され方だった(どんな殺され方でも嫌だが・・)尾崎と組むのは広瀬佳純。広瀬が個人的に抱えている案件の進捗も気になるが、ちょっとまだ広瀬を掴めない感じの本作。まずはここからスタートということだが、どう変化していく?それよりこのシリーズは最後まで読めるか私(汗)2024/07/16
KAZOO
104
麻見さんの新シリーズが開始されたような感じです。麻見さんは以前から殺人における殺し方にかなりこだわりを持っておられるようです。今回は3人殺されますが、その殺され方がかなり不可解な感じでそれが犯人の思い入れとなっていることが明らかになります。また今回も変わった相棒が出来上がります。主人公の刑事とその相棒(若い女性)が、問題点を探っていくのですが、この二人も刑事になったいきさつがあり今後それが解決されているのではないかと予想されます。2024/06/12
タイ子
96
深川警察署の尾崎警部補を中心に展開。相棒は新しく同署に異動してきた広瀬佳純巡査部長、同い年の37歳。事件は土に埋もれた男性の遺体、シュノーケルで空気が入るようになっているが犯人が水を入れたため土の中で溺死という惨い有様。連続して起こる事件もこの上ない惨さ。その中で尾崎と広瀬のぎくしゃくコンビがこちらまで居心地が悪くなる。広瀬が抱える過去の出来事を吐露した後の180度変貌する態度に思わずのけぞる。変わり過ぎじゃね?!事件の真相はミステリの王道な感じだけどそれなりに一気読みの面白さ。新シリーズに期待。2024/06/27
ma-bo
93
麻見さんの新シリーズ始動かな。副題に猟奇殺人事件操作ファイルとなっている。尾崎警部補と広瀬巡査部長が主人公。広瀬はかなり長身の女性でモデルの様な美形というキャラ。抱えている過去を今後追いかける事も示され、次作以降の展開に期待。2024/08/13
きりん★
39
シュノーケルが空き家の土から出ていて、何事かと掘り起こすと死体だった。そんな猟奇殺人が数件立て続けに。興味深く、ページを捲るのが止まらない。麻見さんは二作目読みだけど相性がいいのか読み易くて面白い!最後あっさりだったけど、また次回あれば楽しみ😆他の作品も色々よんでみたくなる作家さんだね。2025/01/28
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