内容説明
最近、楽しいはずの酒で依存症という病気が蔓延したのはなぜか、酒と人とのつき合いの歴史をひもときながら明らかにしていく。高度数アルコールの蒸留酒や口あたりのよい各種リキュールの登場による影響から、さらには飲み方までをも一つ一つ検証しつつ、依存症にならない酒とのつき合いを語る。
目次
1章 甘味の生理的要求と酒の起源
2章 甘みのない原料からの酒
3章 酒造りと“うつわ”
4章 酒をなぜ飲むのか
5章 酒を利用する場の変遷
6章 酒を禁止する文化
7章 酒と科学の結合
8章 酒の伝播
9章 これからの酒
著者等紹介
小沢正昭[オザワマサアキ]
昭和17年富山県生まれ。昭和42年明治大学大学院農学研究科修了。現在、明治大学農学部教授
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