目次
第1章 ピーターラビット・カントリー(湖と緑の大地を歩く;野草の農園;日も昏れぬニア・ソーリー村 ほか)
第2章 自然詩人ワーズワースの世界(愛しい兄のために;グララスミアのジンジャー・ブレッド;澄んだ眼の男 ほか)
第3章 ブロンテ・カントリー(ハワース村の碧い風;哀しきブロンテ・ファミリー;パトリックの沈黙と野望 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
352
タイトルには「ブロンテ・カントリー」を掲げるが、それは全3章のうちの第3章だけ。他の2章は「ピーターラビット」のニアソーリーとワーズワースのグラスミアに充てられている。著者は服飾評論家。かならずしもブロンテの専門家である必要はないのだが、それにしても表層的な感は否めない。また、紀行としても書いているご本人はともかく、読者としては満足のいくものではなかった。著者の乗っていたバスの事故などがどうしてここで語られる必要があるのだろう。それはブロンテ理解にも寄与しないし、ブロンテ・カントリーの風情をも伝えない。 2022/01/25
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