出版社内容情報
1970年代、新進作曲家として清冽なデビューを飾りながら、数年で姿を消した「音楽とは何か」を考え、求め続ける人間の魂の記録。
目次
はじめに 安達元彦の軌跡
インタビュー 雑木林をどこまで豊かにできるか、ぼくは音楽を通して、そのことをやっているのかもしれない。 一九八九
1 人の声は愛おしい
2 安達元彦ヒストリー1 開闢 皇紀二六〇〇年、ボクは大阪に生まれた―美空ひばりと木琴に夢中だった
3 二つの通奏低音『現代音楽』と『ヒロシマ』―一九七〇年前後の仕事から
4 僕らが僕らの音楽と僕らの時代の主人公となるために―初期音楽論文を中心に
5 ボクの音楽学校―人びとのなかで、よく遊び、よく転び。
6 安達元彦ヒストリー2 ホンネ笑談、言いたい放題
おまけ 合唱団「つれ」二〇〇四年講義(抜粋)二〇〇四
特別寄稿 安達元彦との五〇年 岡田京子 二〇一八
付録 安達元彦へのアンケート 二〇一八