内容説明
『発酵の技法』の著者が、微生物による変成作用である「発酵」をメタファーとして、人間の心と社会が変容、再生していく姿を考える。困難な時期に必要な変化を生み出すための一冊。
目次
表面の複雑さと見えないものの美しさ
メタファーとしての発酵
必要とされているのは、泡立つ変容をもたらす発酵の力だ
対バクテリア戦争
純粋と汚染
マイクロバイオポリティクス(微生物をめぐる政治学)
政治的な武器としての純粋さと汚染
純血の誤謬
完璧な防御境界という幻想
清浄な食品〔ほか〕
著者等紹介
キャッツ,サンダー・エリックス[キャッツ,サンダーエリックス] [Katz,Sandor Ellix]
発酵リバイバリスト(復興主義者)。テネシー州の農村部に居住し、独習しながら実験を行う彼は、発酵に関する2冊のベストセラー『天然発酵の世界』(築地書館)と『発酵の技法』(オライリー・ジャパン)の著者である。後者は2013年にジェイムズ・ビアード財団賞を受賞している
チェン,ドミニク[チェン,ドミニク]
1981年生まれ。博士(学際情報学)。情報学研究者。NTT InterCommunication Center(ICC)研究員、株式会社ディヴィデュアル共同創業者を経て、早稲田大学文化構想学部准教授。ぬか床ロボット「Nukabot」などの開発を通して、テクノロジーと人間、そして自然存在の関係性を研究している
水原文[ミズハラブン]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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林克也
エジー@中小企業診断士
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