内容説明
子どもの「勇気」をくじけさせないで!~アドラー心理学による「勇気づけ」は、親が考えを切りかえないとできません~
目次
第1章 「愛着形成」と「母子分離」(かわいがりすぎる親 どなりつける親;赤ちゃんから幼児へ ほか)
第2章 本気でかかわる親になろう(頭で子育てするお母さん;子どもといっしょに悩んで迷って ほか)
第3章 「勇気づけ」と「勇気くじき」(子どもの状態を行動からみる;甘えたい、でもはねつけたい… ほか)
第4章 そして思春期へ(親は必ず味方であれ;突然の爆発!?実は… ほか)
第5章 親子関係それぞれ(父×息子の関係;父×娘の関係 ほか)
著者等紹介
植松紀子[ウエマツノリコ]
日本大学文理学部心理学科卒業。臨床心理士。武蔵野赤十字病院、神奈川県内の児童相談所や教育委員会指導課、こどもの城小児保健部を経て、現在、日本大学講師、「植松メンタルヘルス・ルーム」主宰、清瀬市教育委員。自治体の乳幼児健診にも携わり、多くの母親の悩みを聞いている。45年間育児相談を受けてきた経験に基づくアドバイスには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
35
子どもがいないころから家庭教師として何年も同じこと向き合う機会をもらっていた自分が薄々気づいていたことがあります。それは、小学校三年生ってやばい時期じゃない?ということ。すごく意地悪だったり、死んでもおかしくないようなことをあっけらかんと試したり。様々な育児本や脳科学本を読んでプロによる説明を読み、社会の一員として生きるときに生じる最初の反抗や脳の成長なんだな、と理解はしても、実生活ではね~。うちの子は二年生ですが、すでにいらいらが始まっており、大変参考になります。…でも、本当に学ぶべきは夫なんだけどな。2019/10/18
Maki
9
図書館。やや文章の中に矛盾な点があるが、反抗されたときに一呼吸おいて思い出したい一冊になった。思春期のイライラ、いちばん苦しいのは子供。その時が来たときに大丈夫だよって言ってあげたい。2017/03/19
まんまる
5
8~10歳は「前思春期」と言われる心が複雑になる時期だそう。赤ちゃん扱いせず、反抗的態度にも意味があるのだと、冷静に対応できる親でありたい。2019/08/06
コモックス
4
社会のいちばん小さな単位である「家族」の役に立つ人間を作ることを今からやっていきたい。「ああいうお母さんになりたくない」と娘は必ず思うようになるとは、自分の母を思うと確かにと納得しつつ、自分の娘にそう思われるのは嫌だなと相反する複雑な気持ちになった。この頃に抱いた感情でわだかまりが残ると生涯恨むようになるとは確かにと思った。自分もしょうもないことでずっと親を恨んでたことあるな。手遅れになる前に、もっと娘と真っ向から向かい会いたい。2023/10/03
梨子
4
読んでよかった度:★☆☆☆☆ 「親たちは育児書を読んでわかったつもりでいる」とか、「カウンセリングに来るくせに離婚しろというアドバイスを聞かない」とか、「私は思春期の子の感情の変化がすぐわかるのに親たちは気づかない」とか上から目線ばかり。なのに「親が上から目線で言い続けると子供は意欲がなくなり復讐するようになる」って…読者もそんな上から目線ばっかだと聞く気になれないっての。 時代の変化で食洗機を否定したいなら、おばあさんは川で洗濯でもしたらいいのに…という読者からの復讐。2020/01/15