内容説明
「馬上の少年は過ぎ、世は平らかにして白髪多し…」天下を夢見て奥羽の地を切り従え、豊臣秀吉や徳川家康らと渡り合った伊達政宗は、後世「独眼竜」の名で世に知られた。野心を秘めたその隻眼は、常に「天下」を見すえていた。いくたびの危難を機略で切りぬけ、仙台藩六十二万石の初代藩主として泰平の世を迎えた政宗の晩年は、花鳥風月を友とし、深い教養と豊かな趣味に生きる風雅の人であった。戦国乱世の終わりに登場した稀代の風雲児の波瀾に満ちた七十年の生涯とその人間味あふれる素顔をはじめ、政宗をめぐる謎解きの旅!
目次
第1章 戦国武将政宗編(政宗の童名が「梵天丸」と呼ばれたのは?;政宗が万海上人の生まれ変わりと信じられたのは? ほか)
第2章 近世大名政宗編(長女五郎八姫を家康の六男松平忠輝と婚約させたのは?;「百万石のお墨付」には何が書かれている? ほか)
第3章 趣味・教養・その他編(政宗は“筆まめな武将”だった?;政宗の書は一流? ほか)
第4章 家族・家臣・ゆかりの人々編(「日記」を付けていた父輝宗;母義姫が仙台の政宗のもとに戻ったのは? ほか)
第5章 ゆかりの城郭・寺院・神社など(仙台城大手門は秀吉が築いた肥前名護屋城の大手門を移築した?;仙台城本丸の石垣修復工事でわかったことは? ほか)
著者等紹介
佐藤憲一[サトウノリカズ]
1949年、宮城県生まれ。東北大学文学部史学科卒業後、仙台市博物館に学芸員として勤務。学芸室長、仙台市教育委員会文化財課長、仙台市博物館副館長を経て博物館長となる。2009年退職。現在は仙台市史編さん専門委員、大崎市文化財保護委員、美里町文化財保護委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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