出版社内容情報
大切に育てた愛娘が、ある日突然自死した。
―――絶望の中、私は、愛を知った。
愛する我が子を失った母親とその家族が、
嘆き、絶望し、気づき、立ち上がり、
そして愛を知るまでの軌跡を書いた
魂の再生の物語。
突然の、愛娘の自死。
なぜ? どうして?
何がいけなかった? 何が足りなかった?
現実を受け入れられず、泣き叫び、もがき苦しむ私に、
いつものように茶化すような娘の声が聞こえてきた。
「死んじゃダメって、残る側の都合だよね、ウケる(笑)」
……そうだ。
なぜ死んではいけないのだろう。
人は、死を選べるほどに自由な存在ではないのか。
自分を苦しめているのは、自分自身なのではないのか。
受け入れ難い娘の死から齎された、たくさんの気づき。
死してなお、守護天使として私を導き
愛してくれる娘の存在に気がついた時、
不死鳥が、灰の中から蘇るごとく、
私は私の人生を、めざめて生き直すことを選んだ。
もしあなたが、大切な人を亡くしたのなら、
どうか知ってほしい。
その、深い悲しみは愛し愛された証であるということ。
絶望は、天国の入り口であるということ。
死は愛、であるということ。
この世のすべてが、愛でできているということ。
私たち、愛されているんですよ。
【目次】
Chapter1 娘の自死から学んだこと ~学習編~
Chapter2 絶望の底ではじめた新しい自分 ~行動編~
Chapter3 めざめて生きる ~覚醒編~
内容説明
「死んじゃダメって、残る側の都合だよね」突然の、愛娘の自死。絶望の中、もがみ苦しみその果てに見た、死とは。愛とは。深い悲しみは愛し愛された証。
目次
1 娘の自死から学んだこと―学習編(「死んじゃダメってさ、残る側の都合だよね、ウケる(笑)」
自死遺族になって気づいた過ち
苦しみを解放する手順 ほか)
2 絶望の底ではじめた新しい自分―行動編(超多忙人間、引きこもりになる;良い人をやめる;優しさを断る ほか)
3 めざめて生きる―覚醒編(神仏に文句を言うとどうなるか;自殺をすると地獄に行く?;あの世の存在にしてあげられること ほか)
著者等紹介
Ray[RAY]
2018年5月、長女を突然の自死で亡くした母親。胎教や産後ケアの仕事や父母会の会長をこなす傍ら、子育て系情報サイトのコラムを書く生活から、娘の自死がきっかけで引きこもりになる。亡き娘の声を聞くなど不思議な体験や、引きこもり生活の中で気づいたことを記したブログが、自らだけでなく読む人をも癒やすことから、死に愛の側面があることを確信。娘を尊び供養するためにも、広く実体験を伝えていくことを決心した矢先、Clover出版の新人著者発掘オーディションにて準グランプリ受賞、本書出版に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。