感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
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東京のミニシアター。80年代アートコンシャスな勃興期、90年代熱狂期から、映像コンテンツに対する意識変化とコロナ禍を経て今に至る潮流をリポートする。人とコンセプトとタイミングが結びつくと何かが始まる。日比谷シャンテシネと「ベルリン·天使の詩」、シネスイッチ銀座と「ニュー·シネマ·パラダイス」、渋谷シネクイント「メメント」の向かいのシネマライズで「アメリ」など、当時の熱量が伝わってくる。僕にとっては、閉館した岩波ホールでジョージアのテンギス·アブラゼ監督「祈り三部作」を観られたのが良い思い出になっています。2024/10/20