神経インパルス物語―ガルヴァーニの火花からイオンチャネルの分子構造まで

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神経インパルス物語―ガルヴァーニの火花からイオンチャネルの分子構造まで

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  • サイズ A5判/ページ数 458p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784320057319
  • NDC分類 491.37
  • Cコード C3045

出版社内容情報

本書は,2011年に出版されたアラン・マッコマス(Alan J. McComas)著「ガルヴァーニの火花(Galvani’s Spark)」の全訳である。この本は,神経生理学分野のうち,とくに神経細胞(ニューロン)に焦点をしぼり,その電気的性質や機能の仕組みが,いかにして明らかにされてきたかを解説したものである。テーマそのもの,構成のユニークさ,また内容の豊富さにおいて,神経科学の歴史を扱ったものでは,類を見ないものである。
 ニューロン研究の歴史は古く,1791年ガルヴァーニの実験的研究により動物電気の存在が示唆されてから,ホジキン-ハクスリーの革新を経て,近年のマッキノンによるカリウムチャネルの分子構造解明まで,およそ200年の歴史がある。本書はその間の経緯を詳しく紹介している。
 神経科学の一般的知識を得たければ,論文や専門書あるいはインターネットで事足りる。しかし,ある知見がいかにして発見され,いかに解釈され,いかに論争され,最終的にいかにして決着がつけられたかについては,通常記されていない。さらには研究者の人物像などについては,正しい情報を得ることは極めて難しい。ここには,それらについて信頼性の高い記載がある。 
 本書は,ある意味で奇跡的とも言える本である。それは,科学的には膨大な知識を詳細かつ正確に提示しながら,同時にドラマ仕立ての構成をもっているからである。そのため,いわゆる歴史書とは異なり,小説のように面白く読める。さらに,本書には歴史的に貴重な図や写真が満載されており,利用価値はきわめて高い。神経生理学に携わる者には必帯の書である。
[原著タイトル:Galvni's Spark:The Story of the Nerve Impulse]

1 序:インパルス
2 火花
3 追い上げる
4 解剖学者の目
5 ケンブリッジ,1904:エンジニア
6 陰極線オシロスコープ
7 符号
8 興奮と抑制
9 メッセンジャー
10 イカの巨大神経軸索
11 神経筋接合部
12 巨大軸索への電極挿入
13 戦時中
14 表舞台に現れたナトリウムイオン
15 電位固定法
16 その後

目次

序:インパルス
火花
追い上げる
解剖学者の目
ケンブリッジ、1904年:エンジニア
陰極線オシロスコープ
符号
興奮と抑制
メッセンジャー
イカの巨大神経軸索〔ほか〕

著者等紹介

酒井正樹[サカイマサキ]
1974年京都大学大学院理学研究科動物学専攻博士課程修了。同年京都大学霊長類研究所神経生理部門助手、1981年岡山大学理学部助教授(生物学科)、1994年岡山大学理学部教授(生物学科)、2005年より岡山大学大学院自然科学研究科教授を経て2013年4月より現職。現在、岡山大学名誉教授、理学博士。専攻、神経行動学(ニューロエソロジー)

高畑雅一[タカハタマサカズ]
1977年北海道大学大学院理学研究科動物学専攻博士課程中退。同年北海道大学理学部生物学科動物生理学講座助手、1989年北海道大学応用電気研究所感覚情報工学部門助教授、1993年北海道大学大学院理学研究科生物科学専攻教授を経て2006年4月より現職。現在、北海道大学大学院理学研究院教授、理学博士。専攻、動物生理学、神経生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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3
神経インパルスについてどのように神経生理学者が調べてきたかを科学者の人物なども詳細に説明しながら紹介する科学史の本。 内容としてはかなり細かく、著者も生理学者ということでどのような成果があったかも解説している。 多少の事前知識は必要。 文章自体は面白いのだが、いろいろな人物が出てくるため、覚えなければわかりにくいのが読みにくい。 (訳書にはありがちなのだが。。)2019/08/01

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