内容説明
介護が必要になっても「住み慣れた自宅で暮らしたい」という高齢者の願いは、公的サービスの中でどのように実現されるのか?生活者としての高齢者は、どのようにサービスをとらえているのか、支える立場であるヘルパーにはどううつっているのか。受け手である高齢者と与え手であるヘルパーをセットで対象にしたインタビューを通して、ホームヘルプサービスの多元的なリアリティを明らかにし、高齢者の在宅生活の継続の可能性を探る。
目次
第1章 高齢者とヘルパーの「語り」からみえてくるもの
第2章 高齢者の「介護」観
第3章 ヘルパーの「介護」観
第4章 ホームヘルプサービスはどのように調整されるのか―サービスの範囲についての高齢者とヘルパーの認識の比較
第5章 高齢者とヘルパーの人間関係―「仕事」と「友人」の狭間で
第6章 事業所が高齢者とヘルパーの関係性に与える影響
終章 高齢者とヘルパーの視点からみたホームヘルプサービス
著者等紹介
齋藤曉子[サイトウアキコ]
お茶の水女子大学人間文化研究科人間発達科学専攻博士課程単位取得満期退学、博士(社会科学)。日本学術振興会特別研究員(PRD)、神戸大学非常勤講師(~2014年度)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。