―<br> 経済を読み解くための宗教史

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経済を読み解くための宗教史

  • 著者名:宇山卓栄【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2015/11発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046013781

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内容説明

なぜ、ユダヤ教は優秀な企業家を生むのか?なぜ、資本主義はプロテスタントから生まれたのか?グローバル社会で成功するビジネスパーソン必須の「宗教×経済」の知識を身につける!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

39
カトリックは神の教えを教会によって授けます。プロテスタントは神の教えを聖書によって授けます。「教会が重要か、聖書が重要か」この違いがカトリックとプロテスタントの決定的な違いです。ルターは聖書によってのみ、信仰は成就するのであり、そこに教会や聖職者を媒介させる必要はない、と主張した。 印刷術が発明される以前、聖書は手書きの「書き写し」で製造され、高価なもので、一般民衆は手にすることができなかった。15世紀、ヨーロッパで、ドイツの金属加工職人のグーテンベルクが金属印刷を実用化し、大量印刷で聖書が普及した。2019/12/20

kakoboo

23
最近は予備校教師による世界史の本が増えてきましたね。宗教と経済という一見関係ないように見えるものがいかに世界を作ってきたかが書かれています。この関係性について宗教のみならず、政治・哲学・倫理といった点からもひも解いていく構成になっており、とにかく読みやすいです。ただし300頁弱の内容であり、薄い部分もあるのでそれはこの本で紹介している古典を通じて理解を深めていく必要があると思います。それと時系列に書いているように見えて飛躍している箇所も多いのであまりガチガチにならないで読む方がいいと思います。2016/01/23

takam

15
経済と宗教と聞くと、ウェーバーやマルクスの話が思い浮かぶ。著者は経済と宗教の関係はお互いに影響し合う形で発展してきたと主張する。予備校講師が書いているため話がかなり分かりやすく書かれているものの、ストーリーとしての弱さを感じる。歴史の順序が行ったり来たりしたり、地域も脈絡もなく変わるので、退屈になることが多かった。2019/10/15

まさにい

15
この本を読んだ理由は2つ。一つ目は、プロテスタントと資本主義の関係。もう一つは、ドイツの統一が遅れた関係。ここら辺りをどのように書いてあるのかが知りたかった。大学の時に政治学で、新興国で社会主義、共産主義や軍事政権が多いのは、その体系的な組織力があるからであると教わるが、宗教も体系的な組織という意味では同じですね。いろいろ参考になるヒントがある本でした。最後に気になったのは、これから、イスラム金融を日本がどのように取り込んでいくのかな、というところ。2016/09/20

sasara

14
他教への利息を認め金貸しで儲けて差別を受けるユダヤ教。教えに縛られて発展できないイスラム教。商人からの支持によりお布施も経済悪化でほぼ信者皆無インド仏教。プロテスタントは金を貯め利益を追求することは神が望んでいるを信じ資本主義に。無宗教日本、赤い帝国チャイナは何を信じて経済成長を目指すのか。2022/06/13

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