内容説明
戦後史観では、そもそも勝てるわけがない戦争を仕掛けた日本は愚かということになっている。しかし、本当はそうではない。実際、勝てる作戦があったし、それを実行するチャンスもあった。大日本帝国を支配した凡庸で無責任なエリート軍人・官僚が、それをしなかった。1941年と1942年の戦いさえミスらなければ、戦争に勝っていた。勝てる戦争で、なぜ負けたのか?まったく新しい視点の日本軍敗北の研究。
目次
第1章 人材・国家戦略なき「自滅戦争」
第2章 日本の本当の近・現代史
第3章 もし対ソ戦に参戦していれば?
第4章 挑発にのった真珠湾攻撃
第5章 インド洋こそが主戦場だった
第6章 第二次大戦、本当の勝者は?
著者等紹介
山田順[ヤマダジュン]
1952年、神奈川県横浜市生まれ。立教大学文学部卒業後、1976年、光文社入社。『女性自身』編集部、『カッパブックス』編集部を経て、2002年『光文社ペーパーバックス』を創刊し編集長を務める。2010年からフリーランス。現在、ジャーナリストとして取材・執筆活動をしながら、紙書籍と電子書籍の両方のプロデュースも手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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T坊主
16
そんなに第二次世界大戦については勉強していませんが、確かにその敗戦が分析され、教訓として今に生かされているかいうと疑問ですね?相変わらずの官僚に賞罰はないし、失敗をしても天下り先に行かせてもらっているのじゃないかな??もっとマスコミも事後まで取材して国民に報道すべきでは、そういうマスコミも戦中は軍部を盛んに持ち上げてたのでしょう。1)映画では山本五十六等も映画まで出来るほどなのだが、愚将と。2)戦略がいかに大切か、大局観を持っているか、無知が戦争を起こす。戦略の失敗を戦術、戦闘で取り戻すことはできない。2016/01/22
魔王
12
日本が勝つタイミングが二回あったと言うが、ソ連侵攻は難しいのかなとも思った。それにしても、海軍上層部がひどいと思った。第一次世界大戦では、英雄として記念碑まで残っているだけに残念である。歴史って難しいな2019/10/08
路地裏のオヤジ
6
新しい視点というわけではなかったが、ガダルカナル島にこだわりすぎたことは確かである点と、第2次世界大戦の勝利者は、ルーズヴェルトの極端な日本嫌いと親ソを利用した毛沢東とスターリンというのは同感できる。2019/08/12
tonkatudon
3
太平洋戦争の目的の一つが、中国への補給線の分断であり、そのためのポートモレスビー攻略があるわけですが。 本書は同盟国ドイツとの共同作戦による、シベリア侵攻作戦とインド亜大陸侵攻戦を提唱しています。 中国本土の地上戦ですら手一杯だった日本がそんなに作戦範囲を広げてどうする的なツッコミしか出ませんでした。 また、当時のスカスカの燃料事情で、連合艦隊や大和や機動部隊をおいそれとインドに遠征は使えないだろうという観点もすっかり抜け落ちた、程度の歴史IFで、松岡洋右とかこんな思考してたんだなという程度の内容でした。2015/01/11
みんな本や雑誌が大好き!?
1
セイロンも空爆したのですから、山田さんが説くように、さらに西へ西へと進むべきでしたね。豪州やポートモレスビーやガダルカナルなど南へ南へと行き過ぎました。東南アジアの植民地の民は、日の丸の戦闘機が空を飛び、英軍を叩くのに拍手していたのですから。「自由で開かれたインド太平洋」を日本単独で切り拓くこともできたのかもしれません。山田さんの本を読みながら「妄想」(?)をたくましくしました。 そのあたり、「積ん読」本ですが、小沢一彦氏の『インド洋戦記 最前線アンダマン基地』(図書出版社)を読まなくては思っています。2025/10/15




