内容説明
吉田豪による漫画家インタビューを集めたサブカル版人間コク宝、ここに完成。
目次
花沢健吾
福満しげゆき
古泉智浩
若杉公徳
浅野いにお
泉晴紀
佐藤秀峰
福本伸行
板垣恵介
小池一夫
小林よしのり
古屋兎丸
川崎タカオ
カラスヤサトシ
地下沢中也
村上和彦
杉作J太郎
著者等紹介
吉田豪[ヨシダゴウ]
1970年、東京生まれ。プロインタビュアーにしてプロ書評家。専門高校卒業後、編集プロダクションを経て、今はなき『紙のプロレス』に参加。そこでのインタビューのまとめ記事などが評判となり、多方面で執筆を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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阿部義彦
15
タレント本収集家兼ライター兼インタビュアーの吉田豪さんの「人間コク宝」シリーズ今回はまんが道と題して全て漫画家に対するインタビュー集、ですが何とも今回も香ばしい面子ばかりです。大御所は小池一夫、村上和彦、小林よしのり、福本伸行くらいで、後は代表作でしってるのが『ブラックジャックによろしく』の人や『グラップラー刃牙』の人、私がお金を出して買った人は古屋兎丸と泉晴紀だけ、その他、浅野いにお、花沢健吾、等などジイジではついていけない世代の新鋭達。こじらせ具合が皆さん半端ない、私と杉作J太郎が同じ歳でした。2023/12/25
剛腕伝説
14
一癖も二癖もある漫画家達へのインタビュー集。それぞれこじらせた青春時代を持つだけに、その脳内構造は凄まじい。 『村上和彦』は本物の反社の人過ぎてビックリ。取り巻きに胡散臭い人物の名前がバンバン出てくる。作品が大好きな『福満しげゆき』の拗らせ具合も異常。漫画は大袈裟に描いてると思ってたけど、本物の拗らせ男だった。2023/10/03
ほんよみ太郎
9
ダメに振り切ってる人って圧倒的におもろいから側から見てると羨ましくてしょうがない。福満しげゆきはちょっと想像以上だったし浅野いにおのいけすかなさの正体が判ってすっきりしたし杉作J太郎とは付き合える。2015/09/15
ほしけも
7
板垣先生の話は漫画の話につながってて熱いな。熱い人と冷めてる人の差が激しい。冷めてるほうで好きなのは福満先生。もう、愛おしいとすら思える後ろ向き加減。モテ・非モテはともかく漫画家というか、創作系の人たちはみんな世の中に恨みがあると思う。恨みの力はすごいのだ。2015/08/09
東雲
6
童貞をこじらせまくったマンガ家たちのインタビュー集。花沢健吾、福満しげゆき、浅野いにお、杉作J太郎・・・こういう人たちはモテない時代が長くて屈折してるところが可愛くて仕方ないし、愛おしいとさえ思う。福満しげゆきの壊れっぷりが度を越してて、カラスヤサトシに対する怒りが小規模すぎて笑えた。でも気持ちはわかる。対して小池一夫、板垣恵介はモテまくってヤリまくってるので気に入らない。特に板垣恵介はオスの匂いをハンパなく出してきてるのでおっかねぇ。身近にいたら絶対逃げたいタイプ。これからもバキは読まないだろうな。2012/09/27