内容説明
ビートルズ研究家ならではの克明な記録と写真が満載!ひとつの音楽史としても楽しめる一冊。すべての音楽マニアに贈るビートルズをめぐる極私的音楽グラフィティ。
目次
1 1974.12 ビートルズとの旅の始まり
2 1980.1/1980.12 ポール・マッカートニーの幻の日本公演とジョン・レノンの死
3 1988.7 初の海外旅行はロンドン&リヴァプール
4 1989.11‐1990.1 初のニューヨーク旅行
5 2006.9‐10 ラスヴェガスで観たビートルズ×シルク・ドゥ・ソレイユ『LOVE』
6 2008.5‐6 リヴァプールで観たポール・マッカートニー
7 2017‐2019 ビートルズ「冥土の土産ツアー」
著者等紹介
藤本国彦[フジモトクニヒコ]
1961年東京生まれ。(株)音楽出版社の「CDジャーナル」編集長を経て2015年にフリーに。主にビートルズ関連書籍の編集・執筆・イベント・講座などを手掛ける。「速水丈」名義での編著も多数。映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK:The Touring Years』の字幕監修も担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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タイコウチ
8
ビートルズ好きが高じて、雑誌編集を経て、ついにはビートルズを「生業」にしてしまったビートルズ研究家による、ビートルズをめぐる海外旅行記。いわゆるリアルタイマーではない(1974年、中学1年でビートルズに出会うとある)著者のビートルズへの距離感は、自分も中学1年の頃に「すでに解散していた」ビートルズに目覚めたので感覚的には近しいものを感じる(もっとも没頭の度合いと収集への情熱は著者とは比べようもないけれど)。「研究本」ではないので新しい知見はそれほどないが、海外でのちょっとしたエピソードは読んでいて楽しい。2021/05/04
マッキー
6
わたしの旅ブックスから出ていてコンプしようと読んだが、これは超マニアック。ビートルズファンじゃないとちょっと置いてけぼりにされると思うけどファンは間違いなく楽しめると思うので、旅行好きというよりかはビートルズ好きにおすすめな一冊。2023/01/06
mawaji
6
今回もビ愛に溢れた一冊。全国津々浦々の同年代の方々は中高生の頃に著者と似たようなことをしていた覚えがあるのでは。私も高校3年生から18年間レコード購入帳をつけてました。浪人が決まった時はDavid Buskin、大学に受かったときはBilly JoelのPiano Manを、ともに新宿レコードで購入してました。F親方とも西新宿や神保町界隈で遭遇していたかも知んないなと思いつつノスタルジアに浸りながら読みました。大英博物館でルーシーに言及がなかったのはちょっとオシイかも。ハンブルクに行ってみたくなりました。2021/08/08
yoyogi kazuo
0
「ビートルズで食っていく」ことを目指してファンクラブへの執筆から始まりCDジャーナル編集長を経てビートルズ伝道者として今は過ごしている、「成功したビートルズおたく」の第一人者と呼べるのではないか。海外旅行の記述が主だが、これからビートルズの聖地巡りに行きたい人には参考になるのではないか。2023/11/26
コウトク
0
おもしろい本だった。好きなことを極めるということは簡単なことではないと思うが、それを実行。ただただすごいと思う。中学生ぐらいのころから、自分に関する様々なことを詳細に記録していたことがここまで活かされるのかと驚嘆する思い。私も日記とか書くのが好きで自分のことを記録しているほうだと思うが、ここまでではない。コンサートで禁止事項の写真撮影や録音についても隠すことなく語っているし何にしても自由。若かりし頃のイギリス、アメリカの旅の日記がまたおもしろい。他人の旅行記でも十分に楽しめるということを身を持って感じた。2022/10/01
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- 和書
- 人生の勝算 幻冬舎文庫